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大学入試の仕組みを理解しよう

拡大する推薦入試とAO入試

大学入試のもう1つの柱〜推薦入試

 「推薦入試」は一般入試に次ぐ規模の選抜方式で、全体の9割以上の大学が実施しています。
 推薦入試の定義は「出身学校長の推薦に基づき、原則として学力検査を免除し、調査書を主な資料として判定する入試」となっています。一般入試との大きな違いは、出身高校長の推薦を受けないと出願できないという点です。出願にあたっては「調査書の評定平均値○以上」といった出願条件も設定されており、誰もが受験できる入試というわけではありません。さらに、私立大学では「指定校制」といって大学が指定した高校の生徒を対象に行われる推薦入試もあります。
 また、一般入試とは違い多くの大学では、「出願者は、合格した場合は必ず入学する者に限る」専願制の入試となっています(近年、他大学との併願が可能な併願制も増えてきています)。
 推薦入試を考える場合は、出願するうえで制約があることと、原則第1志望校に限った入試であることを理解しておきましょう。

国公立大学の推薦入試

 推薦入試も国公立大学と私立大学ではやや状況が異なります。国公立大学は私立大学に比べて募集人員が少なく、出願条件のうち成績基準も「評定平均値4.0以上」など厳しい大学も見られます。また、国公立大学の場合はセンター試験を課す場合と課さない場合の2タイプに大別され、その入試日程も大きく異なります。
 大学での試験は「面接」「小論文」が課されることが多くなっています。学力試験を課す大学は多くありませんが、口頭試問を含んだ面接や学科に関連した専門的知識を要する小論文が課されることもあります。受験にあたっては、推薦入試向けの準備も必要です。

コラム①〜国公立大学の医学科に多い「地域枠」推薦入試
 国公立大学の医学科でも50大学中42大学で推薦入試が行われています。なかでも特徴的なのが、出身地域を限定したり卒業後の勤務地等に制限を設ける「地域枠」推薦入試で、37大学で実施されています(2018年度入試)。
 地域によっては医師不足が深刻となっており、将来地元に残って活躍する医師の育成が地域の課題となっているからです。そのため、地域枠推薦入試で合格・入学すると、卒業後に特定の地域で医師として働くことを条件に奨学金が受給できるといった例も少なくありません。

コラム②〜難関大学で広まる推薦入試
 近年、旧帝大で推薦入試を導入・拡大する動きが広がっています。2016年度入試より東京大学が推薦入試、京都大学が特色入試(推薦・AO入試)を導入したのを皮切りに、2017年度入試では大阪大学が世界適塾入試(推薦・AO入試)を、2018年度入試では一橋大学が、商学部で実施していた推薦入試を全学部に拡大しました。
 前述のうち、東京大学では推薦入試を導入することで、一般入試の合格者とは異なる潜在的な能力をもった学生を受け入れたいとしています。特定の分野に卓越した能力や極めて高い意欲・関心が求められ、主に提出書類と面接で評価されます。ただし、センター試験の得点が概ね8割以上であることが目安となっており、一定の学力も求められます。


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