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センター試験 英語(筆記)

学習アドバイス

 センター試験は、形式に多少の変更があるとはいえ、過去問や問題集を活用することで、適切な時間配分で予め練習することが可能となっています。また、大問を解く順序も、本番での時間配分を成功させる大きなカギとなります。自分に合った「時間配分」と「解く順序」が得点力アップのための最も重要な要素です。以下に分野ごとの対策について簡単に触れておきます。

1.「発音・アクセント」
普段の学習の際に単語のアクセントの位置と発音記号に注意を払いましょう。また「カタカナ語」にも注意を払いましょう。
2.「文法・語法、語句整序、応答文完成」
文法系問題の配点ウエイトは全体から見ると大きくはないですが、練習すれば確実に得点が見込める問題なので、精選された標準的な問題をきちんとこなしておきましょう。また、応答文完成問題では、文法が正しくても文意が通らなければ正解を選ぶことができません。会話の決まり文句、定型表現を学習しておくとともに、会話全体の流れを意識して解答を選ぶようにしましょう。
3.「第3問型問題」
科学的な文章、時事的な記事、ディスカッションの文章を読んで慣れておくことが大切です。100〜150語程度の短い文章を選んで、その内容を素早く把握する練習をしておくとよいでしょう。また、内容一致の選択肢を選ばせる設問のついた短めの論説文などを読んで、内容一致問題の実力を養っておくとよいでしょう。
4.「長文対策」
  • (1)第4問Aの対策として、社会問題などを扱った論説文、できれば統計的な表やグラフを含んだ英文を、曖昧な部分を残さないように正確に読む練習をしましょう。
  • (2)第4問Bの対策として、英文の広告、マニュアルや説明書、ウェブサイトなどにチャレンジして読んでみましょう。
  • (3)第5問の対策として、700語前後のエッセイ・小説・物語文を15〜20分間で読んで内容を把握する練習をしましょう。練習問題としては、2007年度入試以前のセンター試験第6問を解いておきましょう。
  • (4)第6問の対策としては、500〜700語の論説文を、国公立大学・私立大学の入試問題から選び、論旨展開を意識しながら大まかに素早く内容を把握する練習が有効です。設問によっては、文章の細部(代名詞や this などの指示形容詞)の内容が問われることもあるため、同時に細かいポイントもきちんと読み取る練習をおろそかにしないことも重要です。

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2018年度問題構成と設問別分析

大問 分野 配点 マーク数 word数 テーマ
1 A 発音 6 3 12  
B アクセント 8 4 16  
2 A 文法・語法 20 10 195  
B 語句整序 12 6 91  
C 応答文完成 15 3 277  
3 A1 不要文選択 5 1 148 「国内のカルチャーショック」
A2 不要文選択 5 1 142 「トマトは野菜か果物か」
A3 不要文選択 5 1 140 「昆虫の食用利用の可能性」
B 発言の主旨 18 3 678 「映像制作の課題」
4 A 図表問題(図およびグラフ) 20 4 588 「商品選びにおける色の重要性と色の意味」
B 図表分析(広告) 20 4 409 「父親向けの料理教室」
5 長文読解(日誌) 30 5 814 「惑星Xの探検日誌」
6 長文読解(論説文) 36 9 807 「科学技術の進歩に伴う、物の見方の変化」
合計 200 54    

設問別分析
第1問
昨年までと同じくAとBの2部構成で、Aは発音問題3問、Bはアクセント問題4問。難易度は昨年並み。カタカナ語は、一昨年が3語、昨年は8語だったが、今年は、hard, journey, work, advance, engine, limit, foundation, championship, delivery, supermarketの10語が出題された。授業の予習・復習で長文問題を解く時に出会う標準レベルの単語については、意味だけでなく発音とアクセントもチェックする習慣をつけるようにしよう。
第2問
Aは文法・語法問題で、昨年と同様に問題数は10問であった。問8〜問10は、2015年から始まった、文中の2つの空所に入れるのに適切な語句の組み合わせを選ばせる問題であった。10問ともおおむね標準的な問題なので、全体的な難易度は昨年並み。普段から、いわゆる「四択問題」がたくさん載っている問題集を使って練習を積むことが大切である。
Bは語句整序問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。3問とも標準的な問題で、全体的な難易度は昨年並み。文意をぼんやりと考えるだけでなく、文法・語法・構文・イディオムに関する「英語の知識」を活用するとどのような英文が作れるのかを考えながら解くようにすること、そして自分の作った英文が意味をなすかどうかを必ずチェックすることが大切である。
Cは応答文完成問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。発話数が昨年までの2から4または5に増え、昨年までの対話文完成問題の要素が加わった。難易度は昨年並み。場面に即した応答文を作ろうとするばかりでなく、語句整序問題を解く場合と同様に、「英語の知識」を活用して英文を作ることが大切である。
第2問全体の難易度は昨年並み。
第3問
昨年までAで出題されていた対話文完成問題が姿を消した。対話文完成問題は、センター試験が始まって以来ずっと出題されていた出題形式の1つであったが、初めて出題されなかったことになる。ただし、対話文完成問題の要素は、第2問Cに引き継がれている。
Aは不要文選択問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。昨年と同様に、下線部が連続していない問題が1問出題された。難易度は昨年並み。文章の展開を考えながら、その展開に合わない文を選択する問題なので、普段から長文問題を読むときに文脈を意識した読み方を心がけるようにしよう。この形式のセンター試験の過去問は、今年の問題を含めても5年分しかないので、まずは過去2年間の全統マーク模試の過去問を用いて練習するのがよいだろう。
Bは、「映像制作の課題」に関する学生たちによる話し合いにおける発言の主旨を選ぶ問題で、昨年までと同様に問題数は3問であった。2つめの設問で、まとめ役が直前の2人の発言をまとめる問題、3つめの設問で、まとめ役が自分を除く他の発言者全員の意見をまとめる問題が出題された。また、発言者の人数が7名になったのは、これまでで最多である。全体的な難易度は昨年並み。「各発言者がどんな立場から発言しているのか」を常に考えながら読み進める姿勢を身につけよう。過去12年間出題されている形式なので過去問が豊富にあり、また全統マーク模試の過去問も利用できるので、それらを解くことが有効な対策となるだろう。
第3問全体の難易度は昨年並み。
第4問
Aは「商品選びにおける色の重要性と色の意味」に関する図表問題で、設問数は昨年と同じく4問。昨年と同様にグラフは1つであった。問4で最終段落に続く部分のトピックを問う問題が、過去2年と同様に出題された。難易度は昨年並み。本文をしっかりと読み、グラフや表に注意深く目を通し、各選択肢と本文やグラフ・表を正確に読み取ることが大切である。
Bは「父親向けの料理教室」の広告の情報を読み取る問題で、昨年と同形式であったが、設問が1問増えた。計算問題が復活し、表の情報の読み取りが昨年と同様に大切になっている。設問を先に読んで、どのような情報について設問が作られているのかを把握してから広告や書類を読むようにすれば、「設問を解くのに必要な情報」が探しやすくなる。
第4問全体の難易度は昨年並み。対策としては、日頃からグラフ・表に注目し、そこで使用されている用語も覚えておくとよい。
第5問
2015年までは、メールやブログの内容に関する2つの文章の内容を問う問題であったが、一昨年から物語文の内容を問う問題に変わった。今年は「惑星Xの探検日誌」からの抜粋で、内容的にはSF的な物語であった。設問数は昨年と同じく5問であった。問3で、reservationsという単語の文脈に即した意味を問う問題が出題された。筆者が地球外の生物であり、「惑星X」が「地球」と考えられることを読み進めるうちに理解しないと解きにくい問題であった。
難易度は昨年並み。
対策としては、700語前後の物語文を15〜20分間で解く練習をするとよい。2007年度以前のセンター試験第6問で物語文が出題されていたので、練習問題としてそれらを解くとよい。
第6問
「科学技術の進歩に伴う、物の見方の変化」に関する論説文の長文読解問題。設問はAとBの2部構成で昨年までと同じ。
Aでは、昨年は下線の引かれたswallow one's prideという3語のイディオムの意味を問う問題が問2で出題されたが、今年は問1で下線の引かれたarchaicという1語の意味を問う問題が出題された。Aの問5で本文の主題を尋ねる問題が昨年と同様に出題された。
Bの段落の主旨を選択する問題は、昨年と同様に空所は4つであった。
設問を含めた総語数が昨年とほぼ同じで、難易度は昨年並み。段落番号が打たれていて、設問と段落の対応が分かりやすくなっていることなどから第6問に15〜20分を確保できれば解答できるはずである。
対策として、700語前後の論説文を15〜20分間で解答する練習をしてほしい。学校教材の副読本や2008年度以降のセンター試験の第6問を解くと実力が上がるだろう。

センター試験 解答

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平均点の推移

年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度
平均点 123.8 123.7 112.4 116.2 118.9

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