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センター試験 物理

学習アドバイス

 センター試験でしっかり得点するためには、苦手な分野や問題を作らないことが一番重要です。苦手なところがあるままではいくらセンター試験対策をしても効果は得られないので、教科書傍用の問題集などで繰り返し演習し、きちんと解消しましょう。
 その後にセンター試験対策です。センター試験は、現行課程の「物理」に変わってから慣性力がよく出題されるなど一定の傾向が見られます。センター試験の過去問を演習し、これらの傾向をぜひつかみましょう。
 そして、過去問を演習すると、教科書に記載されてはいるものの、あまり問題になっていない解きにくい問題があると思います。この対策としては、教科書をじっくり読むしかありません。大変ではありますが、教科書を読むことで公式や用語の意味が確認でき、あいまいな物理現象がはっきりし、図やグラフ等を押さえることで得点は伸びると思います。


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2018年度問題構成と設問別分析

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 小問集合 25 5 各分野の基本問題
2 電磁気 20 4 A コンデンサーを含む直流回路
B 落下するコイルの電磁誘導
3 波動 20 6 A 正弦波、波の反射、定常波
B 光の干渉
4 力学・熱 20 5 A あらい水平面上での単振動
B ばね付きピストンによる気体の状態変化
5 力学 15 3 万有引力とケプラーの法則
6 原子 15 3 原子核の崩壊と素粒子
合計 100 23  

設問別分析
第1問
さまざまな分野からの小問集合。
問1は運動量保存則と運動エネルギーに関する問題。問2は音波の回折の具体例を問うているが、1オクターブという言葉があったり、正誤を判別しづらい選択肢がある。問3は4つの点電荷によるそれぞれの電場を作図し、合成電場の向きを求める問題。問4は気体分子の平均運動エネルギーと絶対温度の関係、また2乗平均速度と分子量の関係を問う組合せ問題。問5は重心の位置に関する問題。質量が面積に比例することを利用する必要がある。
第2問
A コンデンサーを含む直流回路の問題。問1はコンデンサーの充電過程における電流の時間変化を表すグラフの選択問題、問2はエネルギー保存則から抵抗で発生するジュール熱を求める問題で、いずれも基本的である。
B 落下して磁場に進入するコイルにおける電磁誘導の問題。本問では、コイルが磁場に進入している間、一定の電流が流れ、磁場から受ける力と重力がつり合っていることに気づくことがポイント。現象を正しく考察できているかが試されている。
第3問
A 正弦波の進行波と定常波に関する問題。問1は時刻0の波形から初期位相を決定し、1/4波長進むのに要する時間が1/4周期であることに気づければ早く解ける。問2は時間を少し経過させると定常波の腹・節の位置がわかる。問3は見慣れない問題だが、基本振動と2倍振動の波形変化を捉え、それらを重ね合わせればよい。
B レーザー光の干渉の問題。強め合いの状態から、光路差が一波長分ずれると、再び強め合いの状態になることがポイント。
第4問
A あらい水平面上でばねにつながれた小物体の問題。問1は最大摩擦力と弾性力のつり合いを考えればよい。問2は運動する小物体にはたらく合力の式から振動中心と周期を捉えられればよい。
B ばね付きピストンによる気体の状態変化の問題。問3は力のつり合いからばね定数を求め、状態方程式で式変形をすればよい。問4と問5は基本問題である。
第5問
太陽を周回する惑星の運動に関する問題。
問1はケプラーの第二法則の問題。問2は惑星の運動エネルギーと万有引力による位置エネルギーのグラフ選択問題。万有引力による位置エネルギーは、公式を知っていれば選択することができ、運動エネルギーは力学的エネルギーが保存されることを用いて選択すればよい。問3は等速円運動する惑星の速さと、等速円運動と楕円軌道を運動する惑星の力学的エネルギーの大小を問う組合せ問題。
第6問
原子核と素粒子に関する問題。
問1は原子核と素粒子に関する文章選択問題。質量欠損に関する知識があれば、素粒子や基本的な力の知識がなくても正答を選ぶことができる。問2は放射性崩壊に関する基本問題。問3は放射性崩壊をさいころを使った模擬実験に関する組合せ問題。複数の教科書の探究活動に扱われているが、半減期を扱ったモデルであることに気づけば正解を選びやすい。

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センター試験 解答

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平均点の推移

年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度
平均点 62.4 62.9 61.7 64.3 61.6

※2014年度は「物理Ⅰ」の平均点を掲載。


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